低温劣化とは?[中級]

エル太のワイン知識[中級編]★★

ソムリエ・エル太のワイン知識 

ワインは高温になると悪くなる、というのはご存知の方が多いと思いますが、こちらは逆で、低い温度によって品質が悪くなることです


【低温劣化は】

長期的に5度くらいの冷蔵庫に保管していた時に起こること。

急激な温度変化、例えば0度以下の環境下に置くことで、ワインが凍り、また温度が高い場所に移すことで溶けていく、などの温度変化によるもの。

が挙げられます。

それでは、失礼いたします。

イタリアンROBERTOにて

皆さま、こんばんは。

イタリアンといえば、

フレンチ要素の強いお店や

イタリアらしさが強いお店など、

様々あって、とても好きなのですが

カジュアルでイタリアらしいお店は

気兼ねなく行けて、特に好きです♪

その中でも、とても熱いシェフによる

何だか元気になれるお料理を頂ける

お店、神保町のROBERTOに

行ってきました♪

Brend[2]

プロセッコ を飲みながら

メニューを見て、

今日はどうしよっか?

と、長々と姉と話し、、

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シェフに聞いて決めます☆

いつも驚くのが、

イタリアンでこの食材、どうかな?

と思った料理をオーダーすると

その美味しさに笑ってしまうこと。

今回は、「寒ブリのソテーと大根」に

驚かされました。

甘海老と寒ブリのタルタル ディルとコラトゥーラ(イタリアの魚醤)の香り

甘海老と寒ブリのタルタル ディルとコラトゥーラ(イタリアの魚醤)の香り

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寒ブリのソテーと大根 ベルモット、マスタードをきかせた温かい前菜

シェフはワインに詳しいので、

いつも「こんな感じでお願いします~」と

言って、出してもらいます♪

今回は南フランス。

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2011年
Crozes Hermitage Les Pierrelles
クローズ・エルミタージュ レ・ピエレル
(Domaine Belle)
ドメーヌ・ベル

綺麗なクローズ・エルミタージュです。

この造り手は初めてでしたが、黒果実の

ジューシーさがあり、花やスパイス香も

ありますが、シラー独特の生肉の感じが

あまりなく、エレガントです。

調べるとビオロジック農法を

取り入れているようです。

なるほど、だからこのピュアさ!

多くの雑誌で好評価のこのワインを

お勧めしてくれる前田シェフ、

さすがです♪

毎回、違うワインを提案して

くれるので、ワイン好きには

たまりません♡

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 海の幸のスパゲッティ 濃厚な海老のソース

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ティラミスとピスタチオ、カシスシャーベット

    いつも遅くまで長々

食べ続けてすみません。。

いつも前田シェフの真剣な

料理劇場を見ながら

元気をもらっている私です♪

2015年ミシュランでは

ビブグルマンを獲得されました♪

●ロベルト (ROBERTO)●

http://tavolaroberto.jp/

オーロラ出現⑧

皆さま、こんばんは。

チナ温泉リゾートに2泊しましたが

天候が悪く、オーロラは現れず

(→前回の記事

最後3泊目、やっと現れてくれました。

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あまりに神秘的なオーロラ。

夜10時から3時くらいまでがオーロラと

出会えるチャンスなので、

いつかいつかと、

皆ワクワクして待っています。

チナ温泉リゾートでは、オーロラ鑑賞が

出来る部屋があるので、暖を取るため

出たり入ったりをしながら、

でも皆、基本的に外で

オーロラを待っています。

この日は、夜10時を過ぎたら

すぐに現れました。

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最初はぼんやりと。

カメラで写すと、はっきり見えますが

実際は、ぼんやりと

雲がかかったようです。

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それから段々と強くなり、

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夜空に広がっていきます。

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この間、すでにマイナス10度に

なっていましたが、

皆、毛布を持って来たり

色々しながら頑張ります。

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時刻はあっという間に

夜中の1時半。

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そして、この日の最大になると

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はっきりと、そして

夜空いっぱいに広がります。

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オーロラは、現れると変化する、

という事は

分っていたつもりでしたが、

まるで生きているかのような、

このゆらめきは

あまりにも神秘的でした。

まるで天女の羽衣のような。

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気づくと3時を回っていて、

オーロラも去って行ったので

私も部屋に帰りました。

オーロラの感動は言葉で表現するのが

とても難しいですが、

オーロラと出会うために

また必ず旅をするだろうな、

と思いました☆

キラキラ(酒石酸の結晶)の原因とは?[中級]

 

エル太のワイン知識[中級編]★★

ソムリエ・エル太のワイン知識 
このキラキラした酒石酸の結晶が出来る理由は、良いものと悪いもの、2つあります。多くは、良いものが原因です。

1.[良いもの]

このキラキラは、

成熟度の高いワインや、
ミネラルや酸が豊富な年のワイン
出ることが多いと言われています。
ですので
 「ワインのダイヤモンド」とも言われるんですね

2.[悪いもの]

低温劣化によるものもあります。ワインは高温になると悪くなる、というのはご存知の方が多いと思います。

こちらは逆で、低い温度によって品質が悪くなることです。


1と2では、かなり違いますね。
ですのでまずは「大丈夫だろうな」と思って、ワインの味を見てみてください。

先に「これは劣化しているはず」と思い込むと、健全なワインも美味しくないような気がしてしまいます。

このキラキラの結晶があるワインのほとんどは、健全で美味しいものです。

ただ、そうじゃないのもありますので、その際は購入したお店に問い合わせをしてみましょう。

それでは、失礼いたします。


関連
キラキラしているものは何?[初級]
酒石酸とは?[中級]

キラキラの正体とは?[初級]

お答えします(入門編)

エルニャのワイン知識 

ワインを抜栓したら、コルクにキラキラしたものが付いていた、なんてことはない?あと、瓶の底にキラキラしたものが沈んでいた、、とか。


【キラキラの正体】

ワインの中に含まれる「酒石酸」と呼ばれるものが結晶化したもの。つまり天然物。身体に無害。

(明らかに異物のように見受けられるものは、これに限らない)


いつもとちょっと違ったら、まずはよく観察してみよう♪キラキラしているものはこれかもしれないよ。

もし「でも、香りも変だしなんか変だな」と思ったら、買ったお店に問い合わせてみよう。

実は理由が、①良いものの証と、②劣化と、あるからなんだ。

これは、中級編でエル太兄さんに話してもらうよ★

酒石酸についてはこちらです

酒石酸とは?[中級]


エル太のワイン知識[中級編]★★

ソムリエ・エル太のワイン知識 

【酒石酸とは】

ブドウの果実の中に含まれる、のことです。

この酒石酸が、ワインの中に含まれるカリウム、カルシウム、マグネシウムと結びついてできるものが、キラキラの結晶です。

これは、白ワインと赤ワインでは少し違います。

【白ワインの場合】

ガラスのような、ゲランドの塩の粒のような、透明感のあるキラキラとした結晶になります。

【赤ワインの場合】

こちらは白ワインの場合に出るキラキラな透明ではなく、赤ワインの色素を含んだ落ち葉のような枯れた感じになります。

それでは、失礼致します。


関連酒石酸

エル夫、接待でワインを飲むの巻②

皆さま、こんにちは。

長男のエル夫です。

エル夫くん★★

 エル夫のワインダイアリー 

先日の続きですが、2軒目のワインバーに行き、シャンパーニュで乾杯をした後、赤ワインを飲みました。

こちらはT男さんが選んでくれたのですが、何となくどこかで見たことのあるラベル。T男さんはロバート・パーカー氏のポイントがどうとか言っていたけど、、。

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1998年
Coudoulet de Beaucastel
Cotes du Rhone Rouge
クードゥレ・ド・ボーカステル
コート・デュ・ローヌ

1998年という熟成ワインは胸が躍りますね♪

飲んでみて驚いたことは、まだフルーティーで飲みやすく、昔飲んだ熟成ワインのような香りではなかったこと。

熟成していても、なんだか若々しいワインというのもあるんだなぁ♪

黒トリュフのパスタとも美味しく頂けたけれど、
少しワインが強かったかな。

ワイン片手に話がまた盛り上がって良い日でした。

【テイスティングコメント】

エッジは茶色で深いガーネット色。ブラックチェリーにカシスのアロマがあり、タイムなどのスパイスやドライフルーツのニュアンスもあり。落ち着いた果実味があり、中盤で見せるタンニンの伸びが重さを感じさせ、そしてきめ細かいタンニンにより上品にまとまっている。

【弟のソムリエ・エル太より】

エル太(エル夫の弟)★

それは、生産地がフランスのコート・デュ・ローヌだね。

そのワインは、シャトー・ド・ボーカステルが造るものの一つで、所有する畑の最も東に位置するんだよ。セカンドワイン的な存在かな。

葡萄はムールヴェードル30%、グルナッシュ30%、シラー20%、サンソー20%  というブレンドだよ。

1998年の熟成ワインで、落ち着いてるけど果実味もある味わいだったんだね。トリュフに合わせるには少し果実味が強かったのかもしれないね。。

でも、香りに複雑さもあって、ローヌの熟成ワインは楽しいよね。

あ、あとT男さんの「ロバート・パーカー氏のポイント」の話だけど、それはきっと、

『シャトーヌフ・デュ・パプ・オマージュ・ア・ジャック・ペラン』

のことを言っていたんだと思うよ。

同じ造り手が造っているワインなんだけど、このワインがロバート・パーカーポイント100点満点を何回も取っているんだよ。

これは長期熟成が必要だから、若いヴィンテージのワインを飲むのはちょっと早いと思うけど、、とにかく、すごいことだよね。

それではね~。

あ、なんとなく聞いたことがある!そういうことか~。さりげなく説明ができるT男さん、かっこいいなぁ。しかもその後、薀蓄を語らないところが「出来る男」って感じだよ。

あ~、いつかシャトーヌフ・デュ・パプを飲みたいな♪

さて、出来るビジネスマンに向け
明日もがんばります。

エル夫、接待にてワインを飲むの巻①

みなさま、初めまして。

長男のエル夫です。

エル夫くん★★

 エル夫のワインダイアリー 

昨日は、お取引様からの接待でした。話が盛り上がり、「2軒目に行きましょう!」となり、ワインバーへ行ってきました。

そこで、私がワインを選ぶことになり、、

4人だったので、まずはシャンパーニュ。接待して頂いてるので、なるべく価格は抑えたいところ。

でも、早く決めないと!と、リストに目を通すと価格が下から2番目の行に、以前飲んで美味しかった記憶のあるシャンパーニュがあり、即決しました。

リストには多くの銘柄が載っていましたが、覚えていたシャンパーニュがあって運が良かったなぁ。

そのシャンパーニュは、というと、

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DEUTZ BRUT CLASSIC
ドゥーツ・ブリュット・クラシック
DEUTZ
(造り手:ドゥーツ)

少し飲みごたえがあって、このクリーミーなこの感じ。うんうん。御三方からは「さすがですね~」気に入ってくれた様子。よかった♪

【テイスティングコメント】

泡立ちは強く、熟したアプリコットのような、果実味がたっぷりある。綺麗な酸があるが、主張しすぎない。花の香りもあり、ジューシーだけれど、上品にまとまっている。クリーミー。

【エル太より】

エル太(エル夫の弟)★

エル夫お兄ちゃん、良かったね~!

そのシャンパーニュは、ミシュラン星付レストランでハウスシャンパーニュとして使われていたり、、と、人気者なんだよ。

きっと、「ボリューム」と「キレ」のバランスが良いから、万人受けするんだろうね。3種の葡萄(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)を1/3ずつブレンドしているんだよ。

あぁ、僕も飲みたいな。

それではね~。

ふむふむ。。エル太ありがとう。
手帳に書いとこう♪

手帳に書くようになってからというもの、飲んだワインを今日みたいに思い出せるようになって、色々と役に立つなぁ。

手帳を見返そうっと♪

エル美、ブルゴーニュを飲むの巻

こんにちは~♪

はじめまして、エル美です。

エル美のワインダイアリー★★★★

 エル美のワインダイアリー 

昨日は、会社の帰りにジムに寄っていっぱい汗をかいてきました♪そんな時は「力強く渋味の強いワインを飲みたい!」って何故か思うのです。

「力強く渋味の強いワイン~♪」と心に決め、昨日訪れたのは初めてのフレンチ。そこで、ワインリストを見たら、

飲み頃ワインがズラズラズラ~♪

しかもブルゴーニュの品揃えが豊富!

と、いうわけで、
力強く渋味の強いワイン」をやめて…

「飲み頃のワインを選ぶ!」

ことに変更~♡

とはいってもお値段とご相談もあるので、いつものように何となく良さそうな2つを選んで、あとはソムリエさんにどちらが良いか聞いてみました。

そして、ソムリエさんの「最近開けましたが、飲み頃です。」の言葉を信じて、選んだワインはブルゴーニュのワイン!

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1996年  Chambolle Musigny
シャンボール・ミュジニー
(Domaine Michel GROS)
(造り手:ミシェル・グロ)

そう、渋味は強くないワインです。

ワインは色んな決め方がありますね~♪

さて、グラスから熟成の香りが出ていて、「久しぶりに出会った香り!」で良かったです!

そしてもう一つ、面白かったのは、最初はシャンボール・ミュジニーだから柔らかいイメージがあって、「時間が経つと甘くなる感じ」かなぁ、と思ったら…

時間が経つにつれ、渋味と酸味が強くなっていって、「力強いワインを飲んでいる感じ」がしたんです!ってことで、最初に飲もうと思っていた「力強い」ワインが飲めましたー。この意外性もワインの楽しみのひとつよね~♡

【テイスティングコメント】

香りは、土やトリュフなどの野生的な香りが強く、スパイスの香りもありうまく熟成した感じがとれる。花の香りなどはさほど強くなく、華やかな香りは控え目。ローストした樽の香りもあり。

飲み進めていくうちに、タンニンがしっかりとしてきて強く厚みのあるボディに。黒果実のニュアンスがある。

【ソムリエ・エル太より】

エル太(エル美の弟)

エル美お姉ちゃん、「渋味が強くなってきた」っていうのは、そのワインの特徴かもしれないよ。

ミシェル・グロのシャンボール・ミュジニーは力強いスタイルで知られているんだよ。畑の大半が特級畑ミュジニーの近くにあるんだ。あ!あと、1996年から凝縮したワイン造りになったこと、これが関係していると思うよ。

それではね~。

へぇ~、そうなのね。同じシャンボール・ミュジニーでも造り手や畑の位置で変わるんだ~。ふむふむ。

でも、やっぱりエル美は、ブルゴーニュなら、柔らかくふわっとした方が好きだなぁ。

ブルゴーニュはやっぱり難しい。。

けど、そこがまた楽しいところ~♡

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[ 関連 ]→生産地ブルゴーニュ


澱とは?[入門]

お答えします(入門編)

 エルニャのワイン知識[入門編] 

ワインを飲んでいると、ボトルの最後の方になって、ザラザラしたものがグラスに注がれたり、瓶のにザラザラしたものが溜まっていたり、、

そのザラザラしたものが

」 だよ♪

これは、葡萄の成分から出来ているから無害なんだけど、ザラザラして飲みにくいし、苦みも増すから、出来れば一緒に飲みたくないよね。

そんな時はデキャンタージュをしよう♪

それで、「」とは何か?なんだけど、

これは、酵母が役割を終えたものなんだよ。

特に赤ワインで見る事が多いよね。

これは、ワインの中のタンニンポリフェノールなどの成分が、熟成中に結合して、

液体に溶けない成分になったものだよ。

それでザラザラしたものになるんだね。

熟成した古いワインや、
渋味が強く、少し熟成した赤ワインに
良く見られるんだよ♪

でも、白ワインでも見られることがあるし、
シャンパーニュでは、
醸造過程で取り除くんだよ。


関連★[シャンパーニュ]
デゴルジュマンとは?