前回に引き続き
ワインとお料理のご紹介です。
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パスタの次はセコンド。
それに合わせるワインは、赤ワイン。
2008 年
バローロ モンヴィリエーロ
(コメンダトーレ・G・B・ブルロット )
鳥取産鹿肉ロースト
弾力があるけれど
とても柔らかく、噛むと
鹿肉の旨味がジワッと広がります。
こちらに合わせる赤ワインは
バローロですが、
こちらは、とてもキメ細かく
エレガント。
その質感と柔らかな肉質がとても合い、
黒果実とどこか野生味のある香りが
ふわっと包み込み
鹿肉の旨味を引き立てます。
ワインとお料理の合わせ方で
色んな発見ができます♪
そして最後はドルチェ。
、、に合わせるのは甘口デザートワイン♪
2002年
グレーコ・ディ・ビアンコ
(CAPO ZEFIRIO)
ズコット
『ズコット』は、トスカーナ地方
フィレンツェのセミレッドケーキですね。
少し凍った中にナッツなどが
ふんだんに盛り込まれていて
とても好きなデザート♪
そこに琥珀色の甘口ワインを合わせます。
こちらは、葡萄を乾燥させ糖度を高めた
甘口ワイン。
甘さはありますが、
シェリー酒のような香りと
ドライフルーツやスパイスを感じ
最後はスキッとキレがあります。
これが、、とても良く合います。
セミフレッドのミルクの旨味に
彩を添えてくれます。
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今回のワインを振り返ってみると、、
①スプマンテ:ヴェネト州(北)
(葡萄:ガルガーネガ)
②赤ワイン:バジリカータ州(南)
(葡萄:アリアニコ)
③ロゼワイン:プーリア州(南)
(葡萄:ボンビーノ・ネーロ)
④赤ワイン:トスカーナ州(中央)
(葡萄:ブルネッロ)
⑤赤ワイン:ピエモンテ州(北)
(葡萄:ネッビオーロ)
⑥デザートワイン:カラブリア州(南)
(葡萄:グレコビアンコ)
全て異なる州の、異なる土着品種です。
「イタリアワインはやはり
郷土性のちゃんとした各地イタリア料理と
合わせる事によって
初めてその存在意義が
成立するのではないか。。」
と仰る内藤さん。
お料理とワインの相性でより美味しく
様々な州の魅力を見せてくれるのは
内藤さんだからこそ。
お料理、ワインを供する時間を予測し、
それに合わせて、それぞれのワインに
「どのくらい前にこのワインは抜栓する」
と決め、ワインを最高の状態に持っていく。
「イタリアを 旅 するような、
その飲み方さえ浸透してくれたら、
数多いイタリア土着品種ワインも
もっと受け入れてもらえるのかな
と模索の日々です。」
常に熱い想いを持って
日々向き合っているからこそ、
他の追随を許さない
イタリアワインの第一人者として
あり続けるのですね。
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ワインもお料理もお任せで
美味しく楽しめ
ますますイタリアワインが
好きになりました。
ありがとうございました❤
これだけすごい内藤さんですが
物腰柔らかく、とても楽しい方です☆
是非皆さまも、内藤さんの
考え抜かれたマリアージュを楽しみ
イタリア気分に浸ってみては
如何でしょうか♪