シャトー・ド・ボーカステルの
ワイナリー訪問の後は、
ジゴンダスの散策を。
そして、素敵なジゴンダスの町をグルリと回った後、20時から予約しているレストランに行ってきました。
L’Oustalet
ファミーユ・ペラン(ローヌ地方で有名なワイナリー)が経営しているレストランです。
8月下旬、20時でもまだ明るく
お客さんもまだ一組ほど。
気持ちの良いテラス席へ。
ワインはファミーユ・ペランのワインを始めとし、ローヌ地方のワインがたくさん☆
スタートのグラスシャンパーニュは、というと、ビルカール・サルモンのマグナム。
シャンパーニュをマグナムサイズで用意しているお店は、グッと期待度が上がります☆
(→通常よく見る750mlボトルの2倍のマグナムサイズは熟成に良く、美味しいといわれています。)
最初に出てくるチーズやグリッシーニが
とてもとても美味しく。
グリッシーニの先は、器に入ってる濃厚なソースに絡めて食べるのですが、このソースのたっぷりとしたバターやカラメルのコクに感激。
前菜の前にもパクリ。
さて、そろそろ赤ワインを。
やはりここに来たなら、ボーカステル♪
ということで的を絞り、
ではヴィンテージはどうしようかな、と。。
・ワイナリーでテイスティングした1998年は
良い熟成具合だったので、
ボトルでゆっくり飲んでみたい、
↓
・だけど、ここはもう少し
熟成の進んだものが面白そう。
↓
「どれがおススメですか??」
と、ソムリエさんに聞くと
↓
「それなら1996年!」
という流れで
1996年
シャトー・ド・ボーカステル
ルージュ
Château de Beaucastel
ボーカステルの熟成したワインは、
どんな感じなのか、ワクワク。
[ テイスティングコメント ]
全体が茶色がかっていて熟成が想像できるカラー。
ウッディで土のニュアンス、セミドライのイチジクを噛んだ時に広がる香りがあります。カドはなく、とても滑らかです。
アタックは柔らかく、細かなタンニンが舌の中央にずしっとおりてくる感じ。そこを過ぎると、するっと喉に落ちるというか消えていき、口の中にはブーケが広がります。
ボルドーよりも果実の甘味をとりやすく
ブルゴーニュより酸がたたず、
これだけの熟成感がありながら親しみがある、
この感じはとても好きでした。
【ENTREES】
Le Saumon « brut » sauce Soja et Huile d’Olive vierge,
サーモンは 恐らくコンフィで低温調理してあり
味に深みがあり、とても美味しい。
レアのようだけど、火の通った脂の感じ。
柔らかく弾力がありました。
味の深みと繊細さ、
しっかりと感じられる料理は
シェフの腕を物語っています。
少し醤油の入ったオリーブオイルがちょこんとお皿に載っていたり、ショウガの砂糖漬けやフェンネルが載っていて、香りが楽しめました。
◆
この頃、お店は
満席になっていてワイワイ賑やか♪
写真に写っている、スタッフの方々。
皆さんユーモアセンス抜群で、
とても楽しく、
ハッピーな時間にしてくれます。
【PLATS】
ブイヤベース、という名前ではないのですが、鯛の美味しさと、濃厚な海老のダシを堪能できる、絶品お魚料理。
鯛はスープのダシに使った魚ではなく、ホロリと崩れ、柔らかく、噛む度にうま味が増します。
お魚の身が単体でも美味しいのに、その下のスープ、ソース?も素晴らしく、とにかく絶品でした。
とにかくシェフはすごい人だと確信。
ワインは、すぐ近くで造られ、
振動ほぼ無し、ワインへのストレスが
少ないものを飲むことができる♪と
楽しみにしていましたが、
お料理がここまで美味しいとは、、。
◆
【FROMAGES 】
チーズorデザートを、ということで
チーズをチョイス。
Barroux(バルー)という、ここから車で約30分の村でLeroy-Bergerさんが作る、山羊のチーズ3種。
熟成した山羊のチーズ、ハードからクリーミーなものまで。
香り高くコクがあり、どこかに酸を感じる山羊のチーズは、新鮮で味わい深く、食後に大満足。
やはり地のものっていいですね。
◆
そして最後に小菓子です。
小さいけど、味が濃く美味しい。
右から2番目のお菓子は
カリソン。
アーモンドプードルで出来ている
南仏の町エクス・アン・プロヴァンスの
名物です。
日本でも見かけることがありますよね。
◆
最後に、、。
猫ちゃんお出まし。
写真の左下は、帽子です。
なぜ帽子かというと、
テーブルの下にはライトがあるのですが、
眩しいのでスタッフの方が
帽子を置いてくれています。
◆
お料理もワインも、とても美味しく
とても楽しいお店だったので
思わず翌日の予約もして帰りました♪
それはまた次回お伝えしたいと思います★
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