Chateau Haut Brion シャトー・オー・ブリオン
ボルドー・メリニャック空港からも
ボルドー市街からも
約20分という距離に位置する
メドック格付け1級シャトー。
VISIT用のパーキングに車を置き、
扉の横のインターホンを押して
予約の旨を伝えると、中に招かれます。
一足踏み入れると、
装飾品も素敵です。
まずは2階に上り
こちらのお部屋でビデオ鑑賞。
シャトー・オー・ブリオンの歴史を辿る
とても立派なビデオです。
◆
シャトー・オー・ブリオンは
5大シャトーのひとつとして有名ですが、
実は2つの格付けを持っています。
①メドック格付け1級
(5大シャトー)
②グラーヴ格付け
①の格付けはメドック地区のワインに限られていましたが、グラーヴ地区(ペサック・レオニャン)にあるシャトー・オー・ブリオンは、
例外で1級に格付けされました。
◆
ビデオ鑑賞が終わると
階段を下り
模型を囲み
シャトー・オー・ブリオンと
シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの
場所や畑について説明があります。
シャトー・オーブリオンと道を挟んだ場所にある
シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンは
以前はライバルでしたが、
1983年にシャトー・オーブリオンが
取得しました。
ここから場所を移動して
ワイン醸造所へ。
[ ワイン醸造所 ]
赤ワイン用の発酵タンクは
ステンレス。
ステンレスタンクは、タンク内の温度調整を
上手くできる点が、特に優れています。
シャトー・オー・ブリオンのタンクの真ん中は
斜めの板で仕切られていて、
上下が分かれています。
このような感じです。↓
(こちらは模型です)
こちらは下記のように役割も分れています。
・上部:発酵・醸し(約2週間)
・下部:マロラクティック発酵
この段階を経ると、ワインはさらにまろやかで
バランスのとれたものに変わっており、
シャトー・オー・ブリオン
ブレンドするのに適してるかどうかを判断し、
適さないものは
セカンドワイン
( ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン )へ。
[ 貯蔵庫 ]
こちらの画像はありませんが、
シャトー・オー・ブリオンは
18~22か月
新樽を80%使用して熟成させます。
(生産量:10,000-12,000ケース)
ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン
(セカンドワイン)
も同様に18~22か月熟成させますが
20-25%と新樽率が変わります。
(生産量:5,000-7,000ケース)
次は外に出て
樽製造所へ。
[ 樽製造所 ]
ボルドーの中で
シャトー内に樽製造所があるのは
シャトー・ラフィット・ロートシルト
シャトー・マルゴー
シャトー・スミス・オー・ラフィット
そしてこちらの
シャトー・オー・ブリオン
シャトー・オー・ブリオンでは
樽製造で有名な
Seguin Moreau社に委託し
1991年からこちらで
樽を作ってもらっているそうです。
手際よく、樽を作っていらっしゃいます。
樽の内側を焼くときは
このようにして焼くんですね。
こちらでは1日5個の樽を作っているそうです。
これはとても多い数だとか。
今作られている樽が、シャトー・オー・ブリオンを熟成させるためのものだと思うと、感動です。
[ ヴィンヤード ]
ブドウ畑の広さは51haあり、3haに白ブドウ、48haが黒ブドウが植えられています。
・白ぶどう3ha:
セミヨン52.6%、ソーヴィニョン・ブラン47.4%
・黒ぶどう48ha:
メルロー45.4%、 カベルネ・ソーヴィニョン43.9%、 カベルネ・フラン9.7%、 プティ・ヴェルド1%
2015年、今年の白ブドウの収穫は
すでに始まっていましたが(8月31日より)
黒ブドウはもうすぐ、という時期でした。
(黒ブドウは、9月8日から収穫が開始されたそうです。)
粒がまるまるとしている、
収穫直前、9月初めの葡萄。
更新世という 地質時代(第四期ギョンツ氷期)に堆積され、小さな石や様々な種類の鉱物で構成されています。
それは、近隣の川底から40~50フィート(12m~15m)にも上る丘になっています。
下層土は、粘土質と砂質です。
◆
樽製造所を後にし、ここからは、お隣のシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンへ移動です。
★シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン
ワイナリー訪問★
◆シャトー・オー・ブリオンHP◆
↓
http://www.haut-brion.com/en/