個室があるので、そちらでゆっくり頂くのがお勧めです。少しだけつまむのもヨシ、といった感じ。ワインはバランスよく揃っています。
◆ ふるけん ◆
店内はほっと出来るようなアットホームな雰囲気です。カウンターは特に落ち着きます。料理は一品一品手が込んでおり、本格的なビストロ。気軽にしっかりとした味の料理を食べたい時にお勧めです。
◆ La Pitchouli de Loulou ◆
スタートから白ワインで通しました。
2011年
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
ダヴィッド・デュヴァン
★テイスティングコメントはこちら★
シンプルですが、野菜が新鮮で味濃く美味しい。
フレッシュなアンチョビに感激。
魚介の凝縮した旨味がたっぷり詰まっています。丁寧に作られているんだなぁ、と感じます。これは行ったら必ず頼みたい一品です。
文句なしの美味しさです。
目の前で作って下さいました。嬉しい♪
そして美味しい。。
こちらのお店で頂いたお料理はどれも美味しく、本格的です。
階段を上ると、大人が集う賑やかな空間が待っています。しっとり、、というよりも、陽気な社交場に溶け込んで楽しみたいワインバーです。ワインの品揃えが豊富です。
◆ goblin ◆
お食事の後に皆で軽く♪も良いですね☆
前回に引き続き
ワインとお料理のご紹介です。
◇
パスタの次はセコンド。
それに合わせるワインは、赤ワイン。
2008 年
バローロ モンヴィリエーロ
(コメンダトーレ・G・B・ブルロット )
鳥取産鹿肉ロースト
弾力があるけれど
とても柔らかく、噛むと
鹿肉の旨味がジワッと広がります。
こちらに合わせる赤ワインは
バローロですが、
こちらは、とてもキメ細かく
エレガント。
その質感と柔らかな肉質がとても合い、
黒果実とどこか野生味のある香りが
ふわっと包み込み
鹿肉の旨味を引き立てます。
ワインとお料理の合わせ方で
色んな発見ができます♪
そして最後はドルチェ。
、、に合わせるのは甘口デザートワイン♪
2002年
グレーコ・ディ・ビアンコ
(CAPO ZEFIRIO)
ズコット
『ズコット』は、トスカーナ地方
フィレンツェのセミレッドケーキですね。
少し凍った中にナッツなどが
ふんだんに盛り込まれていて
とても好きなデザート♪
そこに琥珀色の甘口ワインを合わせます。
こちらは、葡萄を乾燥させ糖度を高めた
甘口ワイン。
甘さはありますが、
シェリー酒のような香りと
ドライフルーツやスパイスを感じ
最後はスキッとキレがあります。
これが、、とても良く合います。
セミフレッドのミルクの旨味に
彩を添えてくれます。
●
今回のワインを振り返ってみると、、
①スプマンテ:ヴェネト州(北)
(葡萄:ガルガーネガ)
②赤ワイン:バジリカータ州(南)
(葡萄:アリアニコ)
③ロゼワイン:プーリア州(南)
(葡萄:ボンビーノ・ネーロ)
④赤ワイン:トスカーナ州(中央)
(葡萄:ブルネッロ)
⑤赤ワイン:ピエモンテ州(北)
(葡萄:ネッビオーロ)
⑥デザートワイン:カラブリア州(南)
(葡萄:グレコビアンコ)
全て異なる州の、異なる土着品種です。
「イタリアワインはやはり
郷土性のちゃんとした各地イタリア料理と
合わせる事によって
初めてその存在意義が
成立するのではないか。。」
と仰る内藤さん。
お料理とワインの相性でより美味しく
様々な州の魅力を見せてくれるのは
内藤さんだからこそ。
お料理、ワインを供する時間を予測し、
それに合わせて、それぞれのワインに
「どのくらい前にこのワインは抜栓する」
と決め、ワインを最高の状態に持っていく。
「イタリアを 旅 するような、
その飲み方さえ浸透してくれたら、
数多いイタリア土着品種ワインも
もっと受け入れてもらえるのかな
と模索の日々です。」
常に熱い想いを持って
日々向き合っているからこそ、
他の追随を許さない
イタリアワインの第一人者として
あり続けるのですね。
●
ワインもお料理もお任せで
美味しく楽しめ
ますますイタリアワインが
好きになりました。
ありがとうございました❤
これだけすごい内藤さんですが
物腰柔らかく、とても楽しい方です☆
是非皆さまも、内藤さんの
考え抜かれたマリアージュを楽しみ
イタリア気分に浸ってみては
如何でしょうか♪
今回はワインとお料理のご紹介。
ワインもお料理も
全て内藤さんにお任せです♪
◇
スタートは泡から。
2009年
タメリーニ
スプマンテ・メトド・クラシコ
エクストラ・ブリュット
ミッレジマート
洋ナシや青りんごの香りが
ふわっと上がり、華やかでありながら
キリッとキレがあり
程よい飲み応えがある、
飲んでいて楽しい泡♪
こちらは、白ワインで有名な
”ソアヴェ”の葡萄
ガルガーネガで造られています。
そこにまずは、
可愛らしい、、
軽いお口とりの、鱈白子フリット
トロッととろける白子に
レモンをかけると
質の高い泡と厚みを持つ、
こちらのスプマンテと
ピタリときます♪
そして泡の次は、
「白」ではなく赤ワイン☆
2012年
Antelio
アリアニコデル・ヴルトゥレ
(造り手:カメルレンゴ)
コウイカとカルチョーフィのソテー
柔らかく弾力のある香ばしい
コウイカに、赤ワインの
ボディはあるけれど
滑らかなタンニン、が良く合います。
「カルチョーフィ」いわゆる
アーティチョークですが、
これが持つ酸味が
赤ワインの持つ、プラムや
ドライフルーツの芳醇な味わいを引き締め、美味しい♪
◇
そして次は、、
綺麗なロゼです☆
2012年
スープレマティズム・ロゼ
トル デ ファルキ
自家製干し鱈、じゃがいも、
トマト和えスパゲッティ
こちらの自家製干し鱈は、
噛むほどに旨味が出て
スパゲッティ全体が
深みのある味わいに。
そこに、ほのかにキャンディような
甘い香りがありながら、ミネラルが
中盤から主張する、こちらのロゼ、
見事に合うんですね。
お互いを邪魔せず、引き立たせます。
◇
そこへ、次は赤ワイン。
2010年
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
(造り手:ラ・セレーナ)
手打ちパスタのカヴァティエッディ
子羊ラグー、 卵、ペコリーノチーズ
プンタレッラ和え
これぞイタリア!というような一品♪
子羊ラグーの独特の旨味と
ペコリーノチーズの柔らかな旨味が
上手く絡んだ、
モチモチのカヴァティエッディ。
そこにこちらのワイン、
モダンなタイプで
香り、味わい共に芳醇で
子羊やペコリーノチーズに負けません。
ですがタンニンが程よく、
すっとキレの良い感じが、
こちらのパスタと良く馴染みます。
◇
それにしても、
イタリアの土着品種のワインと
お料理がとてもピッタリで楽しい☆
こういう合わせ方があるんだ!
と楽しみながら
お食事は進みます♪
さて、次は、、♪
と書きながら見返してみると
とても長くなっていましたので
こちらのお店には、
ワイン業界で知らない人はいない
内藤ソムリエ
がいらっしゃいます。
右から内藤さん、私、 永瀬さん
◇
内藤さんは、日本における
イタリアワインの第一人者として
知られていて、ワインスクール
『アカデミー・デュ・ ヴァン』の講師を
務める他、専門誌の監修をされるなど
様々な方面でご活躍されています。
イタリアワインに関することなら
まずは内藤ソムリエ!というほど。
日本における
イタリアワインの「先生」として
尊敬する人は数知れず。
そして、内藤さんは
第1回JETCUPイタリアワイン
ベスト・ソムリエ・コンクール
で優勝をされています。
そしてなんと!
今年11月に開催された
第8回JETCUPイタリアワイン
ベスト・ソムリエ・コンクール
では同じお店
ヴィーノ デッラ パーチェの
永瀬さんが優勝をされました!
おめでとうございます❤
優勝者が2人もいらっしゃるお店、、
本当にすごいですね。
イタリアへの強い愛が感じられます。
イタリアは小さな州から大きな州まで
ワイン産地がたくさんあり、
勉強してもしても、
覚えることはたくさん。
格付けも増えていくし、土着品種も
たくさんあるし、造り手もたくさんいるし、、
何より多種多様なワインが
豊富にあります。
だからこそ魅力たっぷりなのですが☆
◇
「イタリア全土 、
ほぼ全てのワイン産地を歩いた」
という内藤ソムリエ。
分らないことを尋ねたり、
「この地域は、、?」
と、少しつぶやいただけで
すかさず素晴らしいコメントを
頂くことができます。。
(知識もサービスもさすが!)
イタリア生産地の位置関係や
標高の高さ、葡萄やワインの味わいの
特徴など、スラスラスラ、、、♪
と魔法のように出てきて、
いつのまにかワインと一緒に
イタリアに居るような、
そんな錯覚を覚えるほど。
「現地に行かれた感じの料理
&ワインの実践を
そのままお伝えすることが、
外国人(日本人) としてのリスペクトだと
思っています。
ソムリエやシェフありき…
というよりは、
まずイタリアありきだということを
念頭に置いています。」
と仰る内藤さん。
常に情熱を持って、突き進む方の
お言葉は、深く心に響き、
このような素晴らしい方が
あと何人日本に居るのだろう、、
と、自らを省みながら
つい考えてしまいます。
◇
さて、内藤さんにお任せで
頂いた素敵なワインとお料理は
次回お伝えしたいと思います♪
つづく、、、。
※JETCUPイタリアワイン
ベスト・ソムリエ・コンクールとは、
「イタリアワインに関わる
ソムリエの育成と、
その知識と技術の向上、
そしてイタリアワインの振興を目的」
(by.日本ソムリエ協会)
として開催されている大会です。
グラスではフランチャコルタが
用意されています。
【Wine】赤ワイン
2007年 ポリティアーノ レ・スタンツエ
●生産地:イタリア / トスカーナ州
抜栓してすぐ、グラスの中に
生ハムとクラテッロ、水牛のモッツァレラ
ゴルゴンゾーラのニョッキ
これは、もう赤ワインと合わないはず
がない一品!とろけるニョッキに
青かびの余韻、そこに赤ワインの
余韻が加わり、これぞマリアージュ♪
仔牛がとても柔らかく、ソースも含め
優しい味わいだったので、ワインの方が
少し強いかな、という感じでした。
このお料理なら、ブルネロ・ディ・モンタルチーノやロッソ・ディ・モンタルチーニなどが合いそうです♪
デザートは、シンプルでオーソドックスなケーキでしたが、だからこそ
素材の良さが分かる味わいでした。
フランチャコルタ
一杯目から泡立ちのしっかりした
スプマンテが出てくると、
嬉しいですね♪
癖がなく、バランスが取れている
柔らかな泡。
これはフランチャコルタなので、
シャンパーニュと同じ製法で造られて
いることもあり、香り豊かです。
パルマ産 生ハムと水牛のモッツァレラチーズ
たっぷりと乗っているので、とても満足な一皿。
生ハムはほんのりナッツの香りがあり、モッツァレラチーズはミルキーで弾力があります☆
フォカッチャやバゲットなどと一緒にスプマンテやワインとゆっくり楽しめます。
【WINE】赤ワイン
●生産地:イタリア / トスカーナ州
●生産者:フェルシナ
●葡萄:サンジョベーゼ100%
少し強い味わいが飲みたくて、
そして出来れば2007年以前がいいな、
なんて思っていたところに、、、
なんてタイミングが良いのでしょう。
グラスに注いでもらうと、
期待通りの香り、美味しさ。
力強さはあるがどこかキレがあり、
熟成による滑らかさもあって、
キリッと背筋が伸びる感じです。
それぞれの野菜の甘みが出てきます。
リコッタチーズとほうれん草のラヴィオリ ゴルゴンゾーラチーズのソース
青かびゴルゴンゾーラの濃厚な香り、味が上手に出ています。
牛フィレ肉の炭火焼
炭火焼きはシンプルな味付けです。塩だけ(?)だと思います。
シンプルですがどれも濃厚な味わいです。