渋谷decoにてワイン会(アンリ・ジャイエ)

皆さま、こんにちは。

先日、ワイン大好きメンバーでワイン会をしました☆

お世話になったのは、何度か伺っている

渋谷のフレンチdeco(デコ)。

特に決めていたわけではないのですが、

ワインラヴァー4人が持ってきたワインは

面白い熟成ワインでした♪

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まずは熟成シャンパーニュを並べて。

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NV 
ジャックセロス
シュブスタンス

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こちらは、2007年デゴルジュマンなので、7,8年の瓶内熟成による香りの複雑さを感じます。

力強さと可憐さを持ち合わせている、何とも言えない魅力があります。

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1996年
クロ・デ・ゴワセ

エポワスのようなウォッシュ系チーズの香りがあり、アンズ、ナッツの香り、熟成香が広がります。

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並べてみると、

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右側のクロ・デ・ゴワセの色調も強い黄金色ですが、左側のジャックセロスの方がオレンジ色が強く。

どちらも時間が経つにつれて変わる香りが素晴らしく、ゆっくり楽しみました♡

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熟成シャンパーニュはリエットやパテと
一緒に楽しめます。

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泡がしっかりとある、若々しいシャンパーニュも好きですが、

しっとりと落ち着き、白ワインとも何とも言えないような落ち着きを見せる熟成シャンパーニュは、やっぱりいいなぁ、と思います♡

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シャンパーニュを比べながら
赤ワインもほぼ同時に、開けてもらいました。

赤ワインはまず3本。

別々に持ってきたのに、申し合わせたかのように
何故か1970年代の赤ワインが揃いました。

フランスのボルドー地方のワインが2本と
ローヌ地方のワインが1本。

とても楽しみです♪

気づいたら、各自の前にグラスが5つ並ぶことになるのですが、、、

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お料理は、前回感動した
キジのコンソメスープを再び♪

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前回と同じく、フォアグラ、牛蒡、
マッシュルームに、季節の菜の花と、、
黒トリュフが。

そこにコンソメスープが注がれて、、

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千葉 1ヶ月熟成キジのコンソメスープ

香りがふわりと広がります。

この獣香の漂う香ばしさと、
ねっとりとした旨味が何とも言えません。

この複雑な香り、素晴らしいワインの香りに
出会ったような感動があります。

う~ん、美味しい、、、。

(前回の感動はこちら

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と、そこへ赤ワインが。
まずは、、

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1979年
Chateau Ducru Beaucaillou
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ

ボルドー、メドック格付け2級のワイン。

デュクリュ・ボーカイユはどのヴィンテージでも、このシャトー独特の香りがするなぁ、、といつも思います。

もう熟成のピークを過ぎているかと思いきや、まだ若さがあります。

そういえば、この1年ほどで飲んだ1960年代のボルドーワインも若さがあったなぁ、、。

本当にワインって不思議、、
と最近特に思います。

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さて、次はお楽しみの格付け1級ワイン♡

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1976年
Chateau Haut Brion
シャトー・オー・ブリオン

ボルドー・メドック格付け1級シャトー。

個人的に、5大シャトーの中で今のところ
一番好きなシャトーです♪

柔らかく、繊細で親しみやすい♡

70年代のオー・ブリオンは初めてでしたが、
さすが偉大なワインの味わい。

1級シャトーってやはりすごい。。
と改めて思いました。

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そして、次は南仏、
ローヌ地方の偉大な年1978年!

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1978年
Hermitage
エルミタージュ
Cave de Tain
カーブ・ド・タン

ローヌ地方のシラーでここまで熟成しているワインは初めてだったので、想像がつかずワクワク♪

飲んでみると、熟成してもシラーの特徴が残っており、さすがジビエ料理と合います。

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ワインがほぼ同時に注がれ、5つ並んだグラス。

飲み比べたりしながら次のお料理を待ち、、

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ジビエのパテ・アンクルート
(ヒグマ、鹿、猪)

ほんの一口で広がる
濃く凝縮された味わいのパテ。

周りのブリオッシュの香りには、
クロ・デ・ゴワセが特に良く合います♪

パテには、1978年エルミタージュが特に良く♪

と、言いながら、どのワインも素晴らしい熟成をしていたのでどれも合います。

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そしてメインの一皿目は

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千葉 青首鴨のロースト
サルミソース

シェフが自ら捕ってきたという鴨。

弾力がありながら、キメ細かく滑らかな肉質は、熟成ワインの綺麗なタンニンと
合わせやすいですね♪

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全てのお料理に複雑な香りがあり、熟成ワインに本当に良く合います。

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さて、熟成シャンパーニュ2銘柄と
赤ワイン3銘柄、5つのグラスを前にして
絶え間なく笑い続けていた4人。

の、時が止まった瞬間は、

また1つ、グラスがそっと置かれた時でした。
サプライズワインです。

「あ、なんか他の赤ワインより鮮やかな色だ~」

なんてのんびり思ったのと同時に、

「か、香りが、、、!!!!!!!!」

グラスから香りが溢れ出ています!

(*O*)

これは一体、、、。

素晴らしすぎる香り。

もはやワインの域を超えている、、のか

本来、ワインはここまですごいものになるのか、、

など頭が混乱するほど。。

そのワインとは、、

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1990年
VOSNE ROMANEE
ヴォーヌ・ロマネ
CROS PARANTOUX
クロ・パラントゥ
Henri Jayer
アンリ・ジャイエ

なんと、、、

「ワインの神様」と言われるほど崇められる

アンリ・ジャイエ様の、、

クロ・パラントゥ。

しかも偉大なる1990年。。。

色んな意味で一生飲むことは出来ないだろうなぁ、と、数年前に諦めていたワインでした。

なんと貴重な。。。貴重すぎます。。

驚きと感動が高まりすぎて、

この香りを閉じ込めてずっと持っておくことは何故できないのか、、

なんてグラスから手を放すことなく、
考えたりしながら、、。

言葉で表現できないほどの、感動。

言葉にして良いのか、、、。

なんて言いながら、書いてみました☆

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テイスティングコメントはこちら

異次元の香りが溢れるワインでした。

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アンリ・ジャイエ氏のクロ・パラントゥ1990年は
今まで飲んだワインの中で

一番感動したワインでした。

1つポイントは、

香りが最大限に開いていたこと。

それもそのはず、

持ってきて下さった方は、もう昔から
アンリ・ジャイエのワインを保管していて、
(もはや収集といった方が合っているかも、、)
また、飲まれている方で、

今回のクロ・パラントゥを飲むにあたり、事前に抜栓をし、保管温度もアンリ・ジャイエ用にし、完璧な状態で持ってきてくださったのです。

飲まれている方だからこそ、のアンリ・ジャイエのワインの取り扱い方。

そして、ワインが本当に好きな方の向き合い方。

やはり、偉大すぎるワインには、それなりの準備が必要で、

「飲み手を選ぶワイン」

という言葉がありますが、

何となく、こういうことかな、と思いました。

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大感動の中、出てきたメイン二皿目はこちら

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青森 リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤル

ジビエ料理の最高峰とも言われる
野ウサギの煮込み料理。

濃厚でエレガントな一品。

こんなに素晴らしい香り、味わいに仕立てるシェフはやっぱりすごいなぁ、と思います。

熟成ワインと合う料理というのは、どれだけ手間がかかっているのか、、。

特別なワインに合わせたい味わいを、見事に作ってくれるシェフにはいつも感動です。

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そして、最後にまたグラスが、、、

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2000年
Vosne Romanee
ヴォーヌ・ロマネ
Emmanuel ROUGET
エマニュエル・ルジェ

また素晴らしいワインです。

先ほどのアンリ・ジャイエの甥にあたる

エマニュエル・ルジェ。

アンリ・ジャイエ氏がご逝去された後、後継者として先ほどのワイン、クロ・パラントゥを 彼が造っています。

こちらも、素晴らしいワインでした。

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テイスティングコメント

ラズベリーなど赤果実の凝縮したアロマ、バラのような香りにスパイスがほんのり。木の香りもとれます。

とても滑らかでシルキー。熟した果実のエキスが味わえて、繊細さ、エレガントさもきちんと備わっています。

どこまでも柔らかく、エレガントな味わいは、余韻も長く非常に魅力的です。

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終始、皆で笑いながら大感動をしたワイン会。

ワインはやっぱり、楽しくなくちゃ!

と、「誰とワインを共にするか」が如何に大切なことか、改めて感じました。

素晴らしいワインを共に出来たメンバーの方々と、いつもたくさんのグラスを用意して下さるソムリエさん、そして絶品の料理を作って下さるシェフに大感謝です。

そして、アンリ・ジャイエのクロ・パラントゥを持ってきて下さり、素晴らしい世界を経験させて頂いた方に、心から感謝を。。

ありがとうございました❤

そして、、

次回はいつこのメンバーで
ワイン会ができるかな~♪なんて

既に考えている私でした☆